1960年代後半のテレビ人気番組だった「0011ナポレオン・ソロ」を毎回観ていた。
ニヤけた主人公のナポレオン・ソロ(ロバート・ヴォーン。声:矢島正明)よりも、クールなイリヤ・クリヤキン(デヴィッド・マッカラム)が人気で、吹替を担当する野沢那智もブレイクしていた。
テレビ版原題「The Man from U.N.C.L.E.」と同じ題名でリメイク映画化。
邦題はテレビ版と違うので、これがあの人気番組のリメイク映画化と分からない人もいるだろう。
リメイク映画とわからなくとも、予想以上に面白いバディー・スパイ映画に仕上がっていた。
冷戦時代の1960年代の雰囲気もいい。
核兵器を使ったテロ組織に立ち向かうため、米CIAのスパイ、ソロとライバルであるソ連KGBのイリヤがと手を組むことになるというスタート。
ふたりに謎の美女(アリシア・ヴィキャンデル)が絡んで、・・。
これからシリーズ映画化していくことだろう。
ガイ・リッチー監督は、テンポ良くユーモアを交えて、テレビ版の空気を尊重しながら新しい魅力をだした作品で、拾い物だった。
これなら次回作も期待できそう。