映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「サバイバルファミリー」

ウォーターボーイズ」「ハッピーフライト」の矢口史靖監督最新作。

電気消滅!
交通機関や電話、ガス、水道まで完全にストップしたら、どうなるか。
自分なら、やはり”そのうち戻るでしょう”と軽く考えてしまうのではないか。

父親(小日向文世)は、自分の行動・判断に自信過剰。
おとなしい母親(深津絵里)は、ここぞの買い物に交渉力発揮。
娘は、学校は休校で、SNS返事しなくていい。
グループとつきあわなくて済む、とばかり。ラッキー!

何事もすぐに順応してしまう日本人。
老人パワーは、したたか。トンネル案内人たちのたくましさに笑いが。

笑って観ながらも最後は”自分の身に起こるかもしれない”と、考えさせてしまうあたりは監督の力量。

チケット料金分は十分に気楽に楽しめました。