映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「そこのみにて光輝く」

”アンコール上映”で、観てきた。

心に傷を負った男(綾野剛)と、売春で家族を養う女(池脇千鶴)が、女の弟(菅田将暉)を介して、出会う。
どん底の世界に一途の光が・・。
三人の哀しみが観る者の心に深く刺さってきて、圧倒された。
現代日本の心象を捉えた映像の力強さ。
これぞ”映画は時代を映す鏡”だ。

第88回キネマ旬報ベスト・テンで5冠。 
 日本映画ベスト・テン1位
 読者選出日本映画ベスト・テン1位
監督賞(呉美保)
脚本賞高田亮
主演男優賞(綾野剛

このキネマ旬報ベスト・テンでは、かつて優秀な宣伝用写真を選出する「スチール・コンテスト」が存在していたが、現在も存在していたならば、この映画のスチール写真が受賞していたかもしれない。
↓この1枚で、映画の内容をズバリ表現している。