映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「シュガー・ラッシュ」 3D吹替版

平日の14時台の映画館は空いていた。春休みは終わったとはいえ、客席に子供はいない。
私と同じようなシニア客が半分。
予告編が始まると、「仮面ライダー」、「クレヨンしんちゃん」、「コナン」、「ポケモン」、「しんかんせん」と、完全に子供向け映画ばかりが勢揃い。
そうなのだ、この映画を”子供向け”と決めつけているのだ。
だから、2D・3D版ともに”字幕版”上映をしていない。
興行側は客層を読み違えていませんか?

この映画、かつて中高時代をゲームセンターで過ごしたことのある”老若男女”誰もが楽しめる作品であるので、”字幕版”も上映すべきだと思う。
しかも本編前の併映短編「紙ひこうき」は、完全に大人のためのファンタジー・アニメ。
ストーリー、アニメとも文句なし素晴らしい二本立てなのに・・

物語は、アーケードゲーム“フィックス・イット・フェリックス”の悪役キャラ・ラルフが自分のゲームから飛び出し、お菓子の世界で繰り広げられるレースゲーム「シュガー・ラッシュ」に孤独な少女ヴァネロペを出場させるという展開。
とにかく、ヴァネロペが可愛い。カワイすぎ。
こんな孫がいたらおじいちゃんは、メロメロ。

ゲームのキャラが活躍し、レースのアトラクションが見せ所。
トイ・ストーリー」、「カーズ」の監督ジョン・ラセターが、製作総指揮をとっているのも、うなづけた。

3D版で観たが、3D効果は本編より「紙ひこうき」で威力発揮。
紙ひこうきの浮遊感が、ドラマをトキメキに変えるマジック。

また、先に”字幕版も”と書いたが、今回の吹替版は山寺宏一がさすがの巧さで、吹替版も十分楽しめた。
期待どおり、大満足の二本立て映画でした。