映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

帝劇ミュージカル舞台「レ・ミゼラブル」

ロンドンミュージカル「レ・ミゼラブル」の25周年記念コンサート(衛星中継版)を、映画館で観て、ミュージカルのパワーに圧倒され、打ちのめされた。

その後、私はロンドン・オリジナルキャストによるCDを購入し、WOWOWで再度25周年記念コンサート版を録画して、すべての曲をマスターしてから、今回の帝劇での公演を楽しんだ。

帝劇100周年感謝デーにあたる 4/26 18時15分開演でのキャストは、
ジャン・バルジャン別所哲也
シャベール;岡幸二郎
エポニーヌ:平田愛咲 ファンテーヌ: 知念里奈
コゼット: 中山エミリ マリウス: 原田優一
テナルディエ: 三波豊和 マダム・テナルディエ: 阿知波悟美

権力に立つ側の仕事と苦悩を演じたシャベール役の岡幸二郎が素晴らしかった。
”夜空の番人、夜を見張る”と独唱する「スターズ」に大拍手した。

舞台中盤の聴きどころ「ワン・デイ・モア」が、やはり白眉だ。
マリウスとコゼットが、”再び会うことができるでしょうか?”と愛を、
エポニーヌが、”またひとりぼっち”と失恋を、
バルジャンが、”明日には遠くに行ってしまう”悲しみを、
革命家たちが、”を流すのはお前たち”と、
最後は全員が、”あと、一日(ワン・デイ・モア)”と、
それぞれが、万感の想いを歌う。これが圧巻。

毎回キャストオーデションをやっているだけに、脇をかためる役者たちみんなが熱唱、熱演していて、なるほど”スターを作るミュージカル”と言われている舞台だと改めて感心した。

来月は、森公美子のはまり役マダム・テナルディエを観に行こう。