ロンドンミュージカル25周年記念コンサート版は映画館で観たし、東宝ミュージカル日本版の舞台は、帝劇で3回観劇しているので一応の「レミゼ」ファンでも納得、この映画版は歌も映像も、すごい! 大興奮。
私の2012年ベスト映画に決定。
映画の最大の魅力は、歌唱力だ。
もちろんミュージカルは歌唱力が肝なのだが、最後まで圧倒された。
自分の心情を歌う演技と歌が一体となって迫り、役者のアップをしっかり見せてくれるので、そのまま感情移入してしまう。
こんなに痩せた姿で歌えるの?と思っていたアン・ハサウェイの「夢やぶれて」は、圧巻。
しかも、ヒュー・ジャックマンをはじめ、登場する全員が、熱唱、また熱唱。
驚くばかり。
ロンドンミュージカル初演でバルジャン役だったコルム・ウィルキンソンが、教会の司教役で登場したのは、びっくり。
最後はバルジャンを天国へいざなうという超いい役。
彼は25周年記念コンサートにも招待されていた。
トム・フーパー監督は、舞台へのオマージュも忘れていない。
25周年記念コンサートで、エポニーヌを熱演していたサマンサ・バークスは、今回の映画でもエポニーヌ役。
「オン・マイ・オウン」やはり、うまいですね。
なお注文するとすれば、日本語字幕。
東宝ミュージカル日本版の舞台で、歌詞を馴染んでいるファンには違和感ある字幕もあり、むしろ同じほうがよかったのではないか。
「ルックダウン」は確かに、「下を見ろ」だけど・・
とにかくミュージカルのもつ”歌の力”に感動し、ドラマから少しの勇気をもらって大満足の映画でした。
お正月にもう一度観るぞ。