日航機墜落事故当時、地元紙の社会部記者だった
横山秀夫の小説が、あまりに面白く、とても映画では
あの緊張感を持続できはしないと思って、
未見だった映画。
だが、連日あまりの暑さに映画館へと緊急避難して観てきた。
映画は原作をほぼ忠実に映像化しているが、人間模様に十分描ききれていないエピソードも多いのが難点。
だが、2時間25分を緊張と臨場感あふれる映像でみせ、あまり期待しなかったこともあって、十分楽しめた。
携帯電話の無い時代の情報戦が、今や新鮮に写るから面白い。
監督は原田眞人。
連合赤軍記事が新聞社内での組織関係をうまく描いていたが、その「突入せよ!あさま山荘事件」も映画化している社会派監督。骨太の題材を料理するのは得意。