映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

魔笛

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 ”映画とオペラの

  最高に贅沢で幸せな出遭い”



モーツアルトの傑作オペラ「魔笛」は、恋愛、ファンタジー、子供の夢などが一杯つまっていて、いろいろ解釈ができる不思議な物語。



「ヘンリー五世 」(89年)「恋の骨折り損」(2000年)などを手がけた才人ケネス・ブラナー監督は、舞台を古代エジプトから第一次世界大戦のヨーロッパに移し、実力派テノール歌手たちが全員「英語」で歌う。

オペラが苦手な私でもミュージカル気分で楽しく観れた。



カメラも空から部屋の中まで自在に動き、このオペラを

 ”どうぞ、自由に楽しんでください!”

とばかりのサービスぶりだ。



このオペラは、イングマール・ベルイマン監督・脚本によって74年に映画化されているが、比較しても、今回のノリは、ただものではない。



オペラが苦手というひとにも、空調のきいた、良いサウンドの映画館で、あなたがシニアであれば1,000円で、一流オペラの真髄を満喫できますよ。