映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

眉山 -びざん-

先日、会社の出張で徳島に行ってきた。

徳島市内には、映画「眉山」の大きなポスターや

映画のロケ地には記念プレートがあった。

「徳島ロケマップ」も置いてあった。



【画像:38711.jpg】



この映画のロケに関わった市民が3万人という。

徳島の街全体が応援団だったことがよくわかる。

【画像:38712.jpg】

その縁もあり、さっそく映画を観てきた。

母(宮本信子)と娘(松嶋菜々子)の絆がテーマ。

10年ぶりの映画出演という宮本信子がいい。圧倒的な存在感である。

お話は類型的ではあるが、阿波踊り人形浄瑠璃を含めて徳島の魅力もいっぱいで楽しめる。

東京生まれの私には、こういう故郷のある人が、うらやましくなる。



ラストシーンの眉山の風景を美しく見せる。

この場面で眉山を一画面で見せたいがために

犬童一心監督はわざわざワイドスクリーンで撮ったのだろう。

 「お母さんのそばには、いつも、眉山があった。」