”日本には世界的な名画(絵画)が驚くほどたくさんある。
世界中の人々が鑑賞に訪れるキラ星のごとき100枚を隠された100の物語とともに紹介。”
雑誌「日経おとなのOFF」11月号に「日本で見られる世界の名画ベスト100」が掲載されている。
なるほど「日本にあること自体が奇跡」というエル・グレコの「受胎告知」(大原美術館蔵)、「一連の作品群の中でも風格、スケールの点において最高傑作」といわれるセザンヌの「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」(ブリヂストン美術館蔵)など海外の研究者も訪れる作品が日本には多いという。
このベスト100枚のうち、私のお気に入りは、竹内栖鳳の「班猫」。
猫の振り向きざまを描いた日本画である。
リアリズムに徹しながら、魂の奥深く迫ってくる気迫が感じられ、山種美術館で初めてこの絵を見た時は、ショックで心臓がドキドキした。
この絵、なかなか公開されないが、11月19日まで同美術館で展示中だ。
世界の名画ベスト100枚のうち、私が実物を見ているのは76枚。
残りの24枚、すべて見たい。
全国の美術館巡りも定年後の楽しみに残しておこう。