古書店の「BOOK OFF」で、一冊100円コーナーを見ていたら、「群ようこ」の本がたくさんあった。
「群ようこ」といえば、私のお気に入り映画「かもめ食堂」の作者ではないか。
この作者の本は、これまで読んだことがなかったが、「100円なら、まあいいか。」と、比較的新しくきれいな本を選んで、2冊210円で購入。
女性が主人公の10の短編集「二人の彼」(角川文庫。03.11.25.刊)は、日常どこでもありそうなお話。これが面白い。特に、生きた会話がいい。
われらオヤジからみると、登場人物女性の会話そのものが新鮮で、その会話の裏にある心理(真理だ)描写がおかしく、おもしろい。
41歳のキャリアウーマンと同級生の優雅な家事手伝い、32歳の主婦、27歳のOL4人が奮闘する「挑む女」(文春文庫。2000.3.10.刊)。
4人のそれぞれの生き様、会話と心理が、なるほど、なるほど。
電車の中で読んでいて、笑いをおしこらえるので必死だった。
あっという間に2冊読んでしまったので、来週またBOOK OFFに行って、残りの本を買いこんでこよう。
映画が気に入って、その作者の別の本を読む。
こういう楽しみも映画のおかげ。
映画を観なければ、読むこともなかった「痛快 群ようこワールド」の発見。