映画「カーズ」は、ディズニーがピクサーを買収(←クリック)した後の、満を持してのピクサー製アニメである。
監督は、ピクサーといえばもうおなじみのジョン・ラセター。
今回は、題名どおり自動車が主役。
車種が人物像を表現し、ほんとに多くの車種が登場する。私はクルマに詳しくないが、クルマ好きにはたまらないだろう。
映画は、レースシーンから始まる。これがすごい迫力。
音楽とあいまって、映画館で観なければ、このすごさは味えないだろう。
そして一転、田舎の町、古き良きアメリカ。風景とそれに溶け込むクルマたちが、美しい。
経済優先、効率化社会で失った、大切なもの、美しい風景。これがテーマにかさなり、いつもながらほろりと泣かされる。
これがピクサー製アニメの魅力だ。
いまだピクサー製アニメを観たことがないというひとがいたら、この映画を推薦する。
こんな世界があったのかと感激することうけあいである。
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