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大橋巨泉著「巨泉 人生の選択」(講談社。2000年刊)では、
「好きに生きてこそ人生だ!
56歳でセミ・リタイアメント。
春・秋は日本、夏はカナダ、冬はオセアニアに住む快適生活。
巨泉流生き方のすすめ。」
発売当時おもわず「うらやましい!」と思いながら読んだと記憶している。
多趣味に共感し、彼の「映画と読書は生涯の友」に自分を重ねていた。
最新作の「どうせ生きるなら」(角川Oneテーマ21。2006.10.10.刊)では、
セミ・リタイア生活その後が書かれてある。
彼の「セミ・リタイア宣言」後の優雅な生活は、予想に反して失敗だらけ。
仕事、人間関係、病気、セックスに至るまで、文明の進歩、日本人の意識の変化は彼の予定を遙かに超えてしまっていた。
改めて「人生の選択」を少しばかり“修正”させていただきたいという本。
「好きに生きてこそ」から「どうせ生きるなら楽しく」への変化。
「人生は計算違いがあるから楽しい!」と常に前向きな人生への覚悟がある。