映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

グッドナイト&グッドラック

父親がキャスターだったという俳優ジョージ・クルーニーが共同脚本・監督をしている「グッドナイト&グッドラック」を観た。



1950年代のアメリカ、「赤狩りマッカーシズムと対決したCBCの人気キャスター、エド・マローの闘いぶりをじっくり描いた映画。

ドキュメンタリーの手法で、なかなかの出来栄えである。



全編がモノクロで描かれ、ジャズ演奏や当時のTVスタジオ風景がいい雰囲気である。せっかくのいい雰囲気の画面をを日本語映画字幕が壊していたのが残念。DVDの日本語字幕のような横長の大きな字の字幕なのだ。昔のように、画面の右側に縦文字で見せてほしかった。



上映時間も1時間33分と、当時の映画の標準的な長さ。2時間が標準の現代の感覚では、あっという間に終わってしまい、むしろもっと観たいとおもってしまうから、おもしろい。



【画像:38610.jpg】



題名は、マローが番組の最後に言うキメ台詞。