映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「おみおくりの作法」

公務員のジョン・メイ(エディ・マーサン)は、ロンドン南部で身寄りのない人々を弔うのが仕事。
几帳面な彼はそのひとに合ったBGMを選び弔辞を書く。
それが彼の心をこめた「おみおくりの作法」。
ある日、自宅の真向かいに住む人が孤独死するが、同時に人員整理で解雇通告があり、この人を弔うのが最後の仕事に・・

右のポスターは、なにか既視感がある。
空を見上げるラストシーンを好んだアキ・カウリスマキ監督が浮かんだ。また人物描写、色遣いや静かな語り口も、この映画のウベルト・パゾリーニ監督の作風はアキ・カウリスマキ監督に近い。
名もなき普通の人々の生活を描いても品格があるところも。

最後には、あの名作「ショーシャンクの空に」とか「フィールド・オブ・ドリームス」と同じような素晴らしい感動を味わうことができる。

感動のラストに胸が一杯になる映画って、いいですね〜
超おススメの一本です。