映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「戦慄迷宮3D」

映画館で、3D用のメガネをかけると、予告編も3Dだ。
カールじいさんの空飛ぶ家
クリスマス・キャロル
「アルビン号の深海探検3D」

の立体予告編が3本も観れた。
全部観たい!
平日の午後、劇場は4分の入り。
はたして、日本でも3D映画ブームとなるのか。

ちょっと不安。

 

日本映画初のデジタル3D実写長編映画が、

「戦慄迷宮3D」
監督は、「呪怨」シリーズの清水崇だからホラーとおもうと、違う。ミステリーなのだ。
物が飛び出すショックが売りの3Dホラー映画にはしないところに好感。

 

ストーリーも3次元(3D)。
行方不明だった少女が、10年後に帰ってくる。そして10年前に遊園地で起きたの事件の記憶が複層して、一体化する。
登場人物の記憶の迷宮を、3D映像として活かした監督の手腕に感心する。
画面に向けてさす指、狭い廊下の奥行き感、螺旋階段の迷宮体感、など本来の3Dの映像特性を用いながら、心理描写にも活用するあたりにも、3D映画の可能性を追求した意欲作だ。