映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「96時間」


映画の題名に”数字”がつくものは?
最近では「その土曜日、7時58分」、古くは「七人の侍」「第三の男」「2001年宇宙の旅」などの名作や「007」シリーズ、数字だけの「8 1/2」なんていうのもある。
だがちょっと調べてみると、非常に少ないことがわかる。

 

最近映画館で観た4本、
3時10分、決断のとき」「20世紀少年<最終章>」
サブウェイ123」「96時間」
いずれも数字がついている。

こんな偶然もある。

 

この映画「96時間」は、パリで誘拐された娘、その追跡可能なタイムリミットが96時間。そのものズバリの題名だ。

 


宣伝キャッチコピ−が、また強烈
”娘を助けるためなら、エッフェル塔でも壊してみせる”

 


このとおり、娘のためならなんでもアリ。

その暴走ぶりが見せどころ。
ここまで無法ぶりが徹底すると痛快で、ボンドも
ジェイソン・ボーンも色あせる展開。

 

緊張感が持続の93分。ここちよい時間。

親バカぶりはもうたくさんですと言いたいラストをもうちょっと工夫してあと3分延ばして、「96分間」とすればよかったのでは。