近時珍しいスペクタクル・ロマンの大河ドラマ。 さすが大スター・キッドマンの美貌や風格は衰えていない。 女性映画であるとともに、前半は西部劇で、後半は戦争映画。 そこそこ楽しめた。
オーストラリア版「風と共に去りぬ」ということか。
第二次世界大戦直前の時代、イギリス貴族の女性と野性的なカウボーイの愛を描く。
「風」と同様に”土地”が舞台。
それを、オーストラリア出身の美男美女ニコール・キッドマンと先日アカデミー賞授賞式の司会をこなしたヒュー・ジャックマンが演じる。
スカーレットのように次から次へと至難に全身で立ち向かう。
そして母性愛もたっぷりと。
オーストラリア建国以来他国の攻撃を受けたのは日本のみという日本軍の空爆場面や先住民であるアボリジニがからむ。
70年代まで続いたアポロジニー政策に対して政府が謝罪したと最後にクレジットがはいる。
オバマ効果というのだろうか。
とにかく盛りだくさんである。
この映画も「バトン」同様に長いのだが、それを感じさせないドラマ展開となっていて、