”甘くみてると ダマされちゃいますよ” たいした宣伝もなく、主演も大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人の3人の地味そうな作品なので、映画館はガラガラと思いきや、広い館内も7分入りで、正直びっくり。 内田けんじ監督(オリジナル脚本も)。 またも ”まいった!” どんでん返しが強烈だった「情婦」、「ステイング」、「テキサスの五人の仲間」 これからも内田けんじに注目
この映画、私をはじめ観客は「監督名」で観にきたのではないだろうか。
監督第1作「運命じゃない人」は、時間差映像の語り口で、最後におもわず”まいった!”と唸らせたのが、
その監督第2作目だから、期待もふくらむ。
今回の映画も最後まで、観客はまんまとあざむかれ、
エンドロールが全部終わるまで帰ってはいけません。
最後のシーンが衝撃的だった「ユージュアル・サスペクツ」、「ソウ」、「シックス・センス」など、トリック・ミステリーの傑作洋画は多いが、邦画界では稀有な作家である。
だまされる快感を楽しむ映画。