映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「最高の人生の見つけ方」


   ”余命6ヶ月---
       ふたりの輝かしい人生は、そこから始まった。”

 

人生のハウツウ物のような邦題だが、
原題は「The Bucket List(棺おけリスト)」。
棺おけに入る前にやっておきたいことを書き出したリスト。

 

大富豪エドワードは、
 「スカイダイビングをする」や
 「世界一の美女にキスをする」。
自動車整備工カーターは、
 「見ず知らずの人に親切にする」
 「荘厳な景色を見る」等々。
これをひとつずつ実行していくというストーリー。

 

この余命6ヶ月のふたりを、ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマンが演じ、
まさに名優の味わい。これだけでも見もの。

 

先日入院経験をしたばかりだったので、入院場面など生々しく、最後は感動もひとしお。

 

監督はロブ・ライナー
出世作スタンド・バイ・ミー」(1986)の冒頭シーンは、大人になったリチャード・ドレイファスが登場し、彼の少年時代の想いでを語るところから始まっていた。
この映画でも、カーターがエドワードとの交友した過去を語るところから始まる。
だが、この冒頭シーンが最後の最後に我々にサプライズを用意していた!
それが感動に繋がるという巧みな演出に、正直マイッタ。

 

いたって単純にみえるストーリーだが、どっこい家族、友人、死・・・と、
さまざまな思いがいっぱい詰まっていた。