映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

クイーン

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ダイアナ元皇太子妃の事故死から1週間の、英国王室の混乱をリアルに描いたドラマである。



エリザベス女王ヘレン・ミレン)とブレア首相(マイケル・シーン)のふたりの主役が本当に本人そっくりに演じている。

2007年アカデミー賞ヘレン・ミレンが主演女優賞を受賞。その迫真の演技がみどころ。



映画予告編では、最初にダイアナの事故直前にクルマに乗るニュース映像やパパラッチが出て、女王と首相の名セリフがいくつか、そして最後は

「あれから10年、今 真実が明らかになる!」

となって、大いに興味をそそられたが、事故死の真相は一切語られず、女王と首相の葬儀をめぐる決断の過程が語られるだけである。

現存するふたりを描くのだから、悪くは描けない。

王室の人気挽回を狙って王室が作らせたとのウワサもあるくらいだ。



とはいえ、女王の孤独を描いてドラマとして充分に楽しめる映画ではある。