映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

ハッピーフィート

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フランスのドキュメンタリー映画皇帝ペンギン」(05年)は、その年のアカデミー賞(長編ドキュメンタリー映画賞)を受賞し、世界中の人々が驚きと感激をもって観た傑作だった。

厳寒の4か月間何も口にしないで、ヒナをかえす父親ペンギンの姿を捉えた実写映像には、びっくりした。



この「ハッピーフィート」は、同じ皇帝ペンギンを描くミュージカル・アニメ。

こちらはアカデミー賞(長編アニメ賞)を受賞した。



歌がすべての一族にあって、他と違う息子が主人公。

前半は氷上狭ましと歌と踊りで魅了し、後半は自分が得意のタップダンスを認めてくれた別種のペンギンたちと、食糧難や環境問題に立ち向かうという壮大な内容。



実写に限りなく近い映像を目指したという精巧なCGは、すでに頂点にある。

もはやCG力を競う時代は終わり、これからのアニメは意外性や新鮮なテーマが鍵となるに違いない。