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大ヒットしたブロードウエイ・ミュージカルの映画化。
1960年代を代表するダイアナ・ロスと彼女が在籍していたシュープリームスの成功物語がモデル。
黒人歌手冷遇の時代背景やショービジネスの世界もよくわかるストーリー展開。
歌唱力抜群のリードボーカル役を演じる新星ジェニファー・ハドソンは、役そのまま迫力ある歌唱力を聴かせる。アカデミー賞の女優助演賞最右翼とされる理由が納得。
主役のひとりでありながら無名の新人だから、右の宣伝用ちらしやポスターに顔も名前も出てこないのが、このショービジネスドラマを象徴しているよう。
ルックスが良いことでリードボーカルに転進するビヨンセ・ノウルズは、映像化にはぴったり。目立たないバックコーラス時代から、美しい主役に登りつめる変身ぶりに感心する。
そして、人気歌手を演じるあのエディー・マーフィの歌唱力と演技にも、ただただ驚くばかり。
全編これソウルナンバー風の歌に圧倒され、画面に釘づけとなること請け合い。
これはサウンドが良い映画館で観るべし。