映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

DVDで観る世界名作映画 BEST50    (PART2)

水野晴郎のDVDで観る世界名作映画 BEST50」の続編「PART2」は、名場面ハイライト集DVD(151分)と解説本(32ページ)それに映画DVD「風と共に去りぬ」(223分)がついて、780円というお買い得のものを購入した。



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「PART2」50作の中から主なものを紹介する。



アメリカ映画協会(AFI)選出の「感動作ベスト100」で見事第1位に輝いた「素晴らしき哉、人生」(46年)。日本ではあまりなじみのない映画だが、アメリカではクリスマスになると、必ずTV放映されて、いまやクリスマス本命映画として愛されている映画。ジェームス・スチュアートの善人ぶりで幸せを運ぶ、典型的なハッピー・ムービーである。



AFI選出の「名セリフ映画ベスト100」第1位に選ばれた「風と共に去りぬ」(39年)は、「俺には関係ない。」とか「明日に望みを託して--」など多くの名セリフを生んだ。最も有名なアメリカ映画。



AFI選出の「ヒーロー映画ベスト100」第1位に選ばれた「アラバマ物語」(62年)は、南部の黒人差別に立ち向かうグレゴリー・ペック演じる弁護士が渋い、静かな感動を呼ぶ。



AFI選出の「映画主題歌ベスト100」第1位の「オズの魔法使い」(39年)は、当時16歳のジュディー・ガーランドの魅力と「虹の彼方に」などの歌曲に尽きよう。

 

こうして映画制作年も書いていると、「風と共に去りぬ」「オズの魔法使い」「駅馬車」が、いずれも1939年なのだ。この年のアカデミー賞は「風」が独占。どうりで傑作「駅馬車」がアカデミー賞ひとつだけ受賞というのも納得。ハリウッド映画の頂点を示す年と覚えておこう。