映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

DVDで観る世界名作映画 BEST50      (PART1)

お盆休みの週、自宅でゆっくりDVDで映画鑑賞という人も多いのではないか。

そこでの私のおすすめは、「水野晴郎のDVDで観る世界名作映画 BEST50」。

海外名作映画をワンコイン(500円)DVDでキープ社が発売し、書店で販売、大ヒットしている作品。それを水野晴郎本人が解説し、名場面のハイライトを集めたDVDが発売された。

もちろんこれも、ワンコインの500円。しかも解説本つき。



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このBEST50には、私の大好きなアルフレッド・ヒッチコック監督作品が、なんと7本もはいっている。

監督がハリウッドに招かれる前のイギリス時代に監督した「ヒッチコック映画の原点」ともいえる「バルカン超特急」(38年)は、長らく日本では公開されず、私も学生時代には、「貴婦人消失」という原題訳の題名しか知らなかった作品。この「バルカン超特急」という日本題名は、水野晴郎がつけたと解説があることも知った。



アメリカ映画協会(AFI)が選んだ、「アメリカ映画史上BEST100」の第1位に輝いたオーソン・ウエルズが弱冠26歳で監督・主演した「市民ケーン」(41年)。

AFI選出の「恋愛映画BEST100」の第1位に輝いた「カサブランカ」(42年)。

それぞれ、その名場面を観ることができる。



そして、私がこれまで最も多くの回数観た映画「駅馬車」(39年。ジョン・フォード監督)もあるぞ。

70年代にNHKで放映されたものをVTR録画し、以後気持ちが落ち込んだとき、この映画を観ると不思議に元気になれた。それこそ何十回観ているかわからない。私にとっては救世主的な映画なのだ。

観るたびに新しい発見があり何度観てもあきない映画。

「これぞ映画」。



これらハイライト・シーンを50作品を観ていると、「いやあ、映画って、ほんとに、いいもんですね。」となってしまう。

以上4本の映画が、いずれも戦前に製作された映画というのも興味深い。