映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

キング・コング(1933年版)

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東京は朝から1日雪が降っている。こういう日はDVDを楽しみたい。

そこで、「キング・コング」1933年版を観る。ワンコインDVD(500円)で「水野晴郎のDVDで観る世界名作映画」シリーズ版だ。同じワンコインDVDでも他社発売の版は映像がひどく、雲泥の差があるので、このシリーズに限ります。



とても70年以上も前に造られたものとは思えぬほど完成度が高い。封切り当時に大騒ぎしたのがうなずけ、現在見ても面白い。映画の醍醐味。

円谷英二氏もこの映画を見て特撮への道を歩んだという。そういえば、「ゴジラ」(1954年)の、ゴジラが東京で電車を襲うシーンが、この「キング・コング」のぱくりであることがよくわかる。

それにしても、ピーター・ジャクソン監督の新作版は、同じストーリーで、1933年版(100分)の2倍の長さによくできたと感心するほかない。