1.「ダンケルク」(クリストファー・ノーラン監督)
圧倒的な臨場感で、戦場を体感する映画。
命の尊さを強烈に体感した映画でもあった。
2.「人生フルーツ」(伏原健之監督)
”人生は、だんだん美しくなる”ということを証明してみせた。
コツコツ、ゆっくり。Life is Fruity 題名どおりの幸福感。
3.「ラ・ラ・ランド」(デイミアン・チャゼル監督)
一発生撮りでのワンカットは、 カメラワーク、色彩感覚抜群で、
まさに舞台感覚の醍醐味。一気に見せる最後のシーンに酔う。
4.「彼女がその名を知らない鳥たち」(白石和彌監督)
この究極の恋愛映画は、蒼井優の名演あればこそ成り立つ。
5.「婚約者の友人」(フランソワ・オゾン監督)
モノクロとカラーを使い分けた心理描写で迫る緊張感がたまらない。
6.「ブレードランナー2049」(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)
ハリソン・フォードをキャラ立てし、壮大なテーマを提起して
新たなブレナンを創造した。
7.「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(ケネス・ローナガン監督)
人間の痛み、悲しみが静かに胸に迫ってくる感動作。
8.「ハクソーリッジ」(メル・ギブソン監督)
沖縄戦の熾烈な戦いを目のあたりにした。
これが実話というから、また衝撃。
9.「美女と野獣」(ビル・コンドン監督)
アニメ版より、キャラクターの造形が深く心理描写も丁寧なのが成功。
聴かせどこをきちんと押さえた演出に、またまた感動。
10.「聖杯たちの騎士」(テレンス・マリック監督)
これまでの監督作より、説明やセリフがさらに少なくなって、
まるで現代アート映像作品のようだ。