映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

ボーン・アルティメイタム

【画像:38764.jpg】

シネコン映画館切符売り場の前は、女子中高生がいっぱい。

お目当てはケータイが生んだ映画「恋空」。

この映画、話題の「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を抜いて大ヒット中なのだ。



その切符売り場の中を並んで、私が観たのは、

ボーン・アルティメイタム

こちらはアメリカでは超ヒット作だが、日本では「恋空」に押されて興行的には今一歩だという。



だが、これはすごく面白いぞ!

アクションサスペンス映画では、今年一番の出来。



記憶を失い、自らの正体を探ってきたジェイソン・ボーン(最もセクシーな

男性マット・デイモン)が、自分の過去の真実にたどりつくまでを描くシリーズ第3作の完結編。



手近かなものを何でも武器にしてしまう格闘シーン、携帯電話を使った逃亡・追跡シーン、カーチェイスなど、次から次へと115分息をもつかせぬ

ノンストップアクション。

しかも新鮮な感覚で緊張感・臨場感あるカットは、あの「ユナイテッド93

(06年)で狭い機内を手持ちカメラで見事に描いたポール・グリーングラス監督の得意技。



記憶がすべて戻ってしまった主人公に、このシリーズ続編はありえないはずだが、ハリウッドのしたたかさは、きっと続編を作らせるに違いない。