映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「ジュラシック・ワールド」3D吹替版

連日の猛暑には、頭を空っぽにして観る映画が一番と、「ジュラシック・ワールド」を。
いつも行くシネコンでは、「3D吹替版」、「2D字幕版」、「2D吹替版」を時間を変えての上映。
3Dファンなので当然「3D吹替版」を選択する。「3D字幕版」が上映されていないのは残念。

30分前に行くとシネコン切符売り場には、長〜い行列。
同じような上映時間の「ミニオンズ」は、早くも”完売”となり、少々あせったが、好い席を確保できた。
このシネコンで最大の席数での上映なのに、なんと2〜3割の入場者しかいない。
3Dの人気がないのか、それとも映画自体に吸引力がないのか。
結果は、3Dは満足だったが、映画自体はマンネリの域をでていなかった。

なんといっても主役は恐竜。この迫力は3Dがぴったり。
翼竜が大挙して飛来し、人間を襲う場面は、ヒチコック監督「鳥」のような恐怖。

しかしストーリーが、ありきたり。
人間たち、特に息子たちが魅力不足で、これでは観客の子供たちも感情移入できないのではないか。

映画のなかで、「ジュラシック・パーク」から「ジュラシック・ワールド」に大規模化して、”常に観客に飽きられないように努力する必要がある”、というセリフが、皮肉に聞こえた。
20年の時を経てのシリーズ4作目、観客に飽きられないように努力して欲しかった。