映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

プロデューサーズ

トニー賞(米アカデミー賞の演劇版)12部門、史上最多受賞のブロウドウエイ・ミュージカルが完全映画化!!

という広告にのせられて、映画「プロデユーサーズ」を観にいった。



これは面白かった。

映画は、舞台をそのまま映画に持ち込んでいて、監督もしかり。俳優陣も主役ふたりをはじめ、舞台での名脇役がそろって出演している。



ゲイやナチス、下ネタが次から次にでてきて、にぎやかで、どたばたのミュージカル。音楽や踊りを楽しむのではなく、役者の演技とセリフを楽しむミュージカルである。

劇中劇の「春のヒトラー」を観るだけでも一見の価値あり。



したがって、えげつないまでの悪ノリについていけない人、ミュージカルは音楽こそ命という人、ヒトラー信奉者、にはお勧めできない。

この手の映画は、必ず評価が分かれるもの。



日本でこの舞台が上演されたり、また映画「オペラ座の怪人」がヒットしたために、このミュージカル作品が日の目をみた。この映画がヒットしないと、次に控える傑作ミュージカルが、わが国では公開されないことが多いので、ぜひ皆さん観て下さい。



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