映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「スター・ウォーズ」公開の1970年代

<私の映画遍歴15 1970年代の頃>

1971年に結婚。
中学生の頃から、映画館は一人観に行くことのほうが多かったが、結婚してから二人で観ることもふえた。
「ライアンの娘」、「小さな巨人」、「明日に向って撃て!」などの題名を聞くと、ふたりで観た新婚時代が蘇る。
決まってアメリカ映画だった。

1970年代は、多彩なアメリカ映画が大ヒット作を連発した時代だった。

始まりは、従来の映画枠から飛び出した”アメリカン・ニューシネマ”だ。
イージー・ライダー」や「明日に向って撃て!」の、ラストシーンに時代の新鮮な衝撃を受けた。

そして娯楽超大作の登場。
ギャング映画でも家族映画「ゴッドファーザー」、
豪華客船が転覆「ポセイドンアドベンチャー」、
超高層ビルの火災「タワーリング・インフェルノ」、
地震でパニック「大地震」など
70ミリ大画面の劇場で、迫力ある画面のなかでパニック体験。
子供時代に戻り、”映画は面白い。見世物だ!”と映画の原点を感じていた。

大好きなミュージカル映画も多く、「屋根の上のバイオリン弾き」や「ジーザス・クライスト・スーパースター」など大作も多かったが、MGMミュージカル映画の歴史を綴った「ザッツ・エンターテインメント」の名場面には感動。
知らなかった作品も多く、その後のレンタルビデオ時代には、これが私の教科書となった。

超満員で並んで観た「ジョーズ」は、史上最高配給収入51億円という桁外れのヒット。
スリルとサスペンスの展開に画面に釘付け。ジョーズが初めて画面に登場したとき観客の悲鳴が聞こえたのをよく覚えている。

そして、極めつきは「スター・ウォーズ」。
いまや有名となった巨大な宇宙船が出現する冒頭シーンから、びっくり仰天、実に新鮮な感動を受けた。
翌週に、息子を初めて映画館へ連れて行って観せたほど。親子で大興奮。
この映画以降多くの類似映画はあるが、これほど新鮮な驚きを得た映画は未だに無い。

いよいよシリーズ最新作が本日公開だ。


公開当時の宣伝用チラシ(右上)とパンフレット。
公開当時の1978年は大阪勤務で「OS劇場」で鑑賞。

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