映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展

大好きな映画「エターナル・サンシャイン」の監督ミシェル・ゴンドリーの展覧会が、現代アートの殿堂・東京都現代美術館で開催されているというので行ってきた。


入口は、ビデオショップがお出迎え。
映画「僕らのミライへ逆回転」の舞台そのままに、ワクワクさせられる。

展示第1部は「ホームムービー・ファクトリー」。
入場者は12ある映画セットで自由に撮影(スマホ撮影の人もいた)し、撮影後はその撮影作品上映会があるというもの。
モノ作りは楽しいぞ!と監督の声が聞こえてくるようだ。
それぞれが映画セット自体にも楽しんでいて、参加型アートにもなっていた。

第2部は「Around the World in 19 Videos」。
ゴンドリー監督の代表的ミュージックビデオ作品19本をヒューチャリングしたインスタレーション
ロックバンドの時代からビョークのビデオ製作時代で監督がつちかってきた才能全開。
順番に巡っていると、いつしか映像の迷宮に・・という設営。

最後が「ゴンドリー映画アイテム展示」。
最新映画「ムード・インディゴ うたかたの日々」で実際に使われた小道具が展示。
摩訶不思議な料理や、ふたりを乗せる雲(写真上)などは、それ自身が現代アート作品のよう。

また、美術館では、「開館20周年記念MOTコレクション特別企画」が同時開催されていて、ボランティアによる1時間の解説(ギャラリートーク)を聴きながら優れた所蔵作品を巡ることができて、充実した1日だった。