映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「007 スカイフォール」

お正月の楽しみにと残しておいた映画が、これ。
007シリーズも23作目、第1作公開から50年になるという。

このシリーズは、第2作「危機一発」(ロシアより愛をこめて)をロードショーで観てから、はまった。
だが、ボンド役がショーン・コネリーからロジャー・ムーアに代わってからは、”なにか違う”と不満感が残った。
自分の中では”ボンド=ショーン・コネリー”で定着してしまったのなのかもしれない。

ところが、ボンド役がダニエル・クレイグに代わった21作目から、その渋い風貌でのアクションで、また次回作が楽しみになってきたから不思議。

今度の新作も面白い。
50周年記念で原点回帰というのか、イギリスの香りがただよう。
ボンドの故郷でのアクションも展開する。

オープニングで、列車の屋根の上に乗っての追跡中に同じ諜報部員に撃たれて、水中へ。
上司のM(ジュディ・デンチ)が死亡記事を書いているとき、ボンドが戻ってくるシーンを予告編で見せてしまうからネタバレ。
観客は、ボンドが撃たれて死ぬはずはないと確信しているから、よしとするか。

イギリス故郷の香りだけではなく、あのボンドカー・アストンマーチンも帰ってくる。
懐かしい機能と共に。

また新旧合わせ技で、小道具作りの新しいQも登場。小道具のみならずハイテク技もすごい。
新しい秘書ばかりか新しいMも、ということで新生007シリーズ誕生を祝う50周年作となった。
次回作が待ち遠しい。