第80回アカデミー賞が発表された。 脚本家組合のストライキ騒ぎで、今年はハプニングがありそうと変な期待をしていたが、見事に裏切られ地味な結果となった。 作品賞は前評判が一番高かった「ノーカントリー」。 今年のアカデミー賞発表をみるかぎり、選者であるハリウッド映画人が変質してきたと考えてよいのではないか。
こんなときこそ救世主ジョニー・デップに主演男優賞を
と思われたが、受賞を逃し残念。
最も驚いたのは、演技賞のすべてが、アメリカ人俳優以外が選ばれたこと。
ただし、スペイン人のハビエル・バルデムは予想どおり。
ずらり並んだ、重く暗いテーマを描いた作品賞のノミネート作品すべてが日本では未公開だった。
そのため私はインターネットで予告編をチェックして予想してみたが、予想結果は惨敗だった。
その意味では、画期的な80回記念大会だったと思う。
でも一方では、”華”のないアカデミー賞は、つまらぬということもあるぞ。