映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

あいちトリエンナーレ(3)

名古屋、岡崎、豊橋の3都市で開催されている現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ2016」。
アートの旅3日目最終日は、名古屋から名鉄東岡崎へ。
徳川家康の生誕地で宿場町として栄えた歴史の町、岡崎。


二藤建人「反転の山」
昭和中頃の雰囲気を色濃く残す駅ビル「岡ビル百貨店」での展示。
自身の全身を埋めてモデリングして地球、土、重力との接触を試みる迫力の彫刻。


旧石原家住宅
幕末に建てられた商家で、国登録有形文化財
会期中のみ入館できる貴重な機会という。ありがたい。
立派なトイレで、豪商気分。


田島秀彦「窓から風景へ」
その旧石原家住宅の部屋から色モザイクのガラスを通して外の庭園を見れば、違う景色が。
置かれたタイルは無国籍バラバラで、日本の風景を軽々と超えていく。


岡崎表屋
この古い建物(旧ガソリンスタンド&社員寮)に残った家具や設備に合わせて再構築したシュレヤス・カルレの作品がある。ごちゃまぜの妙、不思議な体験。
あの大ヒットした窓掛けクーラー「スキニー」が窓に設置されていて、びっくり。
呼び覚まされる文化の記憶。


昼食は、明治創業の老舗「八千代本店」で、アツアツの”菜めし田楽定食”。
地元ならではコクのある八丁味噌タレを味わいました。


岡崎城の石垣
今年4月、発掘調査で乙川沿いの石垣が切れ目なく400メートル続いていることが確認された。
直線に続く城の石垣としては国内最長という。こちらも見てみたい。


和船が就航中 
乙川の岡崎城下から東岡崎まで乗船。無料なのに乗客は三人だけ。

最後まで”旅・キャラバン”という大会テーマを味わい尽くし、帰路につきました。