「007危機一発」をリアルタイムで観て以来のファン。
最新作は、この大ヒット作を彷彿させる面白さ、そして懐かしさがいっぱい詰まっている。
冒頭の「死者の日」に沸くメキシコシティ、ワンカットでの緊迫の映像に酔っている暇もない追跡劇、破壊、ヘリの格闘・・
次々と派手な始まり。
オープニングの定番だったボンドを狙う銃口・通称ガンバレル・シークエンスが復活し、続く妖艶なタイトルも。
まさに007の世界に引きずり込まれる。
今回は、秘密兵器のQが大活躍。
ボンド・ガールは、レア・セドゥが素敵。
ボンドが女性に接する態度が、従来のセックス・シンボルとしてのボンド・ガールとは違う扱いなのが、すこぶる現代的。
サム・メンデス監督は、過去のシリーズ作品へのオマージュばかりか、現代感覚もしっかり取り込んでシリーズ集大成のようだ。
これまた定番、クロージングタイトルでは次回作もあることを知らせるのだが、次回作のハードルは、高いぞ。