映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「イントゥ・ザ・ウッズ」

ブロードウエイ・ミュージカルをディズニーが映画化。
ミュージカル映画「シカゴ」や「NINE」のロブ・マーシャル監督。
ミュージカルファンとしては、さっそく映画館へ。

魔女(メリル・ストリープ)にかけられた呪いのせいで、子どもに恵まれなかったパン屋の夫婦(ジェームズ・コーデン、エミリー・ブラント)は、子どもを授かりたければ、
「赤いずきん」「黄色い髪」「白い牛」「黄金の靴」
の4つのアイテムを森から持ち帰れと言われ、夫婦は、森へ、
イントゥ・ザ・ウッズ。

この4つのアイテムこそ「赤ずきん」「ラプンツェル(髪長姫)」「ジャックと豆の木」「シンデレラ」といったおとぎ話の題材だ。
面白い題材だが、ストーリー展開に深みや共感が少ないのは残念だった。

音楽の方は、ほぼ全篇歌う本格ミュージカル作品。
登場人物紹介を兼ねた"Iwish"で始まるプロローグが私のお気にいり。
メリル・ストリープは、「マンマ・ミーア」で歌唱力実証済で、演技も人間国宝なみ。

健全で明るいハッピーエンドではないが、これもディズニーの挑戦といえそう。
そう、巨大王国ディズニーは破壊と再生が生き残りの道なのかもしれない。