映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「ゴーン・ガール」

結婚5周年の記念日に妻のエイミー(ロザムンド・パイク)が失踪する。
夫のニック(ベン・アフレック)は警察に届け出るが、全米から注目が集まり、ニックへ疑いの目が向けられる。
テレビ報道によって、私生活が次々と暴かれ、加害者・被害者が転々としていくさまや夫婦それぞれの心理状態の展開に、眼が離せない面白さ。
2時間29分の長さも、先が読めないストーリーに釘づけだ。

監督は、「セブン」「ゾディアック」「ドラゴン・タトゥーの女」など特異の映像センスでサスペンス映画のヒット作を連発しているデヴィッド・フィンチャー

妻を演じるロザムンド・パイクの徐々に変貌していくさまの演技が素晴らしく、アカデミー主演女優賞の有力候補だろう。

とにかく、最後は呆然とするほかない。
この手のサスペンス映画は多くを語ってはいけない。
劇場で存分に堪能して欲しい。