映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」

”年収49億円の人生、覗いてみる?”

という新聞広告のキャッチコピーどおり、この映画は26歳にして年収49億円という実在の株式ブローカー・ジョーダン・ベルフォートの人生を”覗いた”映画。
「ウオール街の狼」と呼ばれた彼の人生は、セックスとドラッグ、そして超豪華なパーティーにあけくれる破天荒な毎日。

彼自身の回想録に基づいて映画化したマーティン・スコセッシ監督は、それが良いとか悪いとかいうのではなく、ただ彼の生き様を追うだけ。
これが観ていて実に面白いのだ。

演じるレオナルド・ディカプリオが見事にキャラ立ち。
電話一本だけで成約させる場面などカリスマ化を予測させる演技ですっかり引き込まれた。
アカデミー主演男優賞の本命か。

彼がこれほどまでに成功したのは、社員全員を心から”信頼”していたからだ。
社員を自分の駒としか扱わない世界とは程遠い。

こちらの映画は、ホリエモンとダブってみえた。