映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「清須会議」

面白い!三谷幸喜監督の最高作ではないか。

信長の跡継ぎを決める清須会議
”今、日本史上初めて、会議で歴史が動く”

26人もの登場人物がいるので、普通なら登場人物名の「字幕」を画面に出して観客に分からせる手法をとりそうなものだが、さすが舞台のひと三谷幸喜オリジナル脚本は、観客を混乱させない。
26人の名前ばかりか、その行動様式・考え方まで分かる展開は、お見事と言うほかない。

豪華キャスト陣のなかでも、主役のふたりが素晴らしい。
次々と変化する状況に対処する様で愛すべき一徹な武将像をにじませた役所広司柴田勝家)。
天下取りを心に秘め策略を繰り広げても憎めない大泉洋羽柴秀吉)。
それと、可愛い顔して実は大変な知恵者だった剛力彩芽(松姫)の半沢直樹ばりの眼力にも、まいった。
西田敏行(更科六兵衛)はご愛敬、金縛りにあいました。

たっぷり笑って楽しめた会議でした。
”これが、戦(いくさ)だ”