失敗作がないピクサー・スタジオ製作のアニメ。
気軽に楽しめるサマー・ムービーとして、家族全員にオススメ。
「モンスターズ・インク」から12年もたってからの第2作目で、主人公ふたりマイクとサリーの出会いと大学生活を描く。
主人公たちが大学生時代に戻る設定なので、マイクには歯の矯正装置を付けさせて登場。
キャンパスには多くのモンスター生徒がいるが、ひとりひとり姿形の違う、バラエティーに富んだモンスターたちが楽しい。
新しいキャラでは、大学校内に向かって懸命に進むカタツムリ君が笑わせてくれました。
アクション場面は、生き残りを賭けたチーム別の競技会。
弱小チームの奮闘を描くというパターンは数多くあるが、このアニメでも、ついつい懸命に応援してしまう。
愛嬌ある一つ目小僧マイクは、とても”怖がれやさんにはなれっこない”のだが、”諦めなければ夢は叶う”といういつものテーマにつき進む姿勢に心打たれる。
最後は、マイクとサリーがどのようにして一流企業である「モンスターズ・インク」に就職できたのかも描いていて、第1作目に話を繋げている。
いつもながら細部まで良くできていると感心する。
それがピクサー・スタジオ作品の本領なのだろう。