映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「グリーン・ゾーン」


  "114分間 あなたは最前線へ 送り込まれる”


280席ある映画館の最後部で観ていても、ハンディカメラが多用された映像に、クラクラする。臨場感ある迫真の映像だ。
前の方の席なら、めまいが起きそう!
迷路のような住宅街でヘリや車のチェイス、派手な銃撃・爆発、夜間の照明が交錯するなかでのアクションも、迫力満点。

 

グリーン・ゾーン”とは、イラクバグダードアメリカ軍駐留地域における安全地帯で、この周辺が舞台。
大量破壊兵器の偽情報に翻弄される兵士が謎を追う姿を描く。

 

ボーン・アルティメイタム」のマット・デイモンポール・グリーングラス監督が3度目のタッグを組んだ。
この組み合わせに期待する観客には、期待どおりの展開に満足だろう。

 

大量破壊兵器はどこにあるのか、この謎解きに政治的メッセージの臭いが漂うが、
「観客に伝えたいのは、政治的なものではなく、アクションの興奮。」と、監督が述べているとおり、単純にアクションを楽しむのが一番という映画。

 

  "114分間 あなたは映像に 釘づけとなる”