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7月封切られ、都内で唯一の上映館だったテアトル新宿では、連日の立ち見、評判が評判を呼び、以後全国60館に拡大上映、現在なお40館以上で上映中という、アニメ映画「時をかける少女」(細田守監督)をやっと観ることができた。
筒井康隆の原作を、原田知世主演で大林宣彦が監督した同名の映画(83年)が大ヒットして、以後何度もテレビや映画でリメイクされている題材である。
今回の劇場アニメ版は、原作の約20年後の世界が舞台で、旧作の主人公の姪が二代目主人公という、まさに時をかけた仕掛けとなっている。
旧作の時代と異なる現代の少女が生き生きと描かれ、タイムリープ(時間跳躍)を繰り返すところがなかなか面白い。
そしてじわーとくる感動的なラスト。
いわゆる萠え系アニメとは違う、しかも上々の出来の本格アニメであった。
日本のアニメレベルが高いことを証明している作品。