映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

かもめ食堂

全編フィンランドの首都ヘルシンキで作られた日本映画

日本人は3人しか出てこないが、間違いなく日本映画

原作は、女性に人気の群ようこ

監督は、デビュー作「バーバー吉野」で才能が認められた荻上直子

3月11日シネスィッチ銀座で公開され、初日から全回満席、大ヒット作となり、拡大上映されても連休の今なおヒット継続中

という映画「かもめ食堂」を観た。



ひとことで言えば「心地よい」映画だ。癒し系といえる。

たんたんとした流れのなか、独特のテンポ、リズム、せりふが心地よい。

とぼけた味のユーモアのセンスもなかなかである。



物語は、ヘルシンキに「かもめ食堂」というおにぎりを出す小さな食堂をオープンした日本女性(小林聡美)。客が来ない。最初にやってきたのが日本かぶれの青年。やがてふたりの日本人(片桐はいりもたいまさこ)と出会う。

この3人の俳優の静かな演技ががすばらしく、北欧の空気にすっかり溶け込んでいる。



ラーメンを食べてからこの映画を観たのが失敗。

鑑賞後、むしょうに、おにぎりを食べたくなった。



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