全編フィンランドの首都ヘルシンキで作られた日本映画
日本人は3人しか出てこないが、間違いなく日本映画
原作は、女性に人気の群ようこ
監督は、デビュー作「バーバー吉野」で才能が認められた荻上直子
3月11日シネスィッチ銀座で公開され、初日から全回満席、大ヒット作となり、拡大上映されても連休の今なおヒット継続中
という映画「かもめ食堂」を観た。
ひとことで言えば「心地よい」映画だ。癒し系といえる。
たんたんとした流れのなか、独特のテンポ、リズム、せりふが心地よい。
とぼけた味のユーモアのセンスもなかなかである。
物語は、ヘルシンキに「かもめ食堂」というおにぎりを出す小さな食堂をオープンした日本女性(小林聡美)。客が来ない。最初にやってきたのが日本かぶれの青年。やがてふたりの日本人(片桐はいり・もたいまさこ)と出会う。
この3人の俳優の静かな演技ががすばらしく、北欧の空気にすっかり溶け込んでいる。
ラーメンを食べてからこの映画を観たのが失敗。
鑑賞後、むしょうに、おにぎりを食べたくなった。
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