前作の<第2章>は、「ともだち」が撃たれて死ぬが、葬儀の日に生き返り、 「死んだ者が生き返れば、神になる」 もちろん、「ともだち」は誰なのかの興味はそれなりにつないだし、昭和の時代とのダブりが映像的に面白かったが、”それ以上”を期待した多くのファンには、どう思っただろうか。 私には、「ともだち」を生む社会背景や恐怖を描く物語にも興味があったが、この点は見事に裏切られた。
と、<最終章>を大いに期待する展開で終わっていた。
だが、残念ながら、この第3章にあたる<最終章>は、平凡な展開で、”「ともだち」とはいったい誰なのか”という結末をつけたにすぎない内容の乏しいものであった。