「ターミネーター」と、いえば、
”未来から送り込まれた殺人ロボットの活躍”
というアイデアと、ロボットでありながら超個性的な
”シュワルツネッガー”だ。
今回のシリーズ第4作「T4」には、その二つともに欠けている。
人類の指導者ジョン・コナー(クリスチャン・ベイル)がスカイネットとの絶望的な争いを描いた物語であり、ターミネーターは添え物扱いだし、シュワルツェネッガーも出演していない。
「T1」では、全裸で送り込まれたT-800(シュワルツネッガー)の戦いぶりが衝撃的だったし、「T2」では液体金属のT-1000の映像が衝撃的だった。「T3」では、女性ターミネーターT-Xの登場でT-850(シュワルツネッガー)とのスピード感ある戦いが印象的だった。
かように、このシリーズは、ターミネーターそのものが”売り”のはずなのだが・・。
ハリウッドお得意の「シリーズ化しました」という映画に終わっていて、特に新鮮味もなく映像的興奮も今ひとつ。
好きなシリーズだけに期待して先行上映に行って観てきたが、残念。