映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「ホノカアボーイ」


"ハワイ島の小さな小さな映画館。
     まさか僕がここで働くことになるなんて。
  風変わりなこの町の人たちと不思議な時を過ごす。”

 

この映画の魅力は、
登場する”風変わりなこの町の人たち”だ。


特に女優陣が、いい雰囲気なのだ。

久しぶりに映画出演の倍賞千恵子のおとぼけぶり。
ムームーが似合って毎日が幸福感一杯の松坂慶子
ハワイ育ち長谷川潤はビキニ姿のオマケつき。
わずかの出演場面しかない蒼井優深津絵里も風景に
ぴたりと溶け込んでいた。

 

この雰囲気と空気で、ゆったりと時間が流れて、
終わって映画鑑賞の満足感を得ることができる。

 

エンドロールは、小泉今日子の主題歌「虹が消えるまで」。
一番後ろの席で観ていたが、館内の誰ひとりエンドロール上映途中で席を立った人がいなかった。これは初体験かな。
この映画を観に来た人は、最後の最後までゆったりと映画を楽しむ人ばかりだった

ということか。