映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「容疑者Xの献身」


東野圭吾ファンなので既に原作を読んでおり、さらに推理ものだけに映画を見る気があまり起こらなかった。
公開から10週目だというのに、いまだに映画興行成績ランキング・ベストテン入りを果たしているヒット作でもあり、やっと映画館に行く。

 

これが、「実に、おもしろい。」

と絶賛するほどではないが、変人物理学者ガリレオ福山雅治)VS天才数学者(堤真一)の頭脳戦と謎解きを、

2時間充分に楽しめた。

 

エンドロールの雪(風花)の描き方がさわやかで、暗い内容を救ってくれたので、観終わった印象も悪くない。

 

ガリレオ湯川は言う。
「すべての現象には必ず理由がある。思いつきだけで答えをを出すの間違いだ。」と。
発言撤回の多い軽い首相にはこの映画を観てもらい、真に国民に”献身”するような政治を望みたくなった。