映画は時代を映す鏡 

<ブログ18年目です>

「大いなる陰謀」


トム・クルーズ主演で、題名が「大いなる陰謀」とくれば、
サスペンス娯楽映画だとの誤解を与えそうだが、これは
れっきとした真面目な政治ドラマ。

 

アメリカ大統領選挙が近づくと、出てくる政治もの。
来週公開のトム・ハンクスが下院議員を演ずる
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」などもそうだ。

 

映画「大いなる陰謀」は、アメリカの現状を憂う3人
上院議員トム・クルーズ)が政治、
女性記者(メリル・ストリープ)がマスメディア、
大学教授(ロバート・レッドフォード)が若者の教育、
それぞれの立場を通して問題をあぶりだしていく。

 

ロバート・レッドフォードは監督も兼ね、教授の口を借りてストレートに語ることには
若干の抵抗もあるが、無関心の若者に対して警鐘を鳴らすメッセージは伝わってくる。