ずばり予想 第80回アカデミー賞
映画の祭典、第80回アカデミー賞は2月24日(日本時 間25日)開催予定だ。
脚本家組合ストの影響により本当に例年の華やかな授賞式が開催されるのか、危ぶむ声もあるという。
前哨戦といわれるゴールデングローブ賞では
『つぐない』(ドラマ部門)、
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 (ミ ュージカル・コメディ部門)
がそれぞれ最優秀作品賞を獲得したが、さてアカデミー賞の行方は?
今年のアカデミー賞主要6部門について、予想する。
私の昨年度の予想結果は6部門中、4部門的中と、まずまずの成績だった。
<私の昨年度予想結果ブログ→ https://iiiro.jp/blog/eiga06/13429.html>
今年のノミネート作品は、日本未公開の作品が多く、しかも混戦予想との評判。
だが、これまでの経験と”感”だけで、今年もあえて予想してみた。
★作品賞
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
評価が高い「ノーカントリー」ではなく、冷酷な石油王の愛と転落を描いた人間ドラマを作品賞にふさわしいとみた。
監督賞も、この作品と予想。
★主演男優賞
ジョニー・デップ『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
本命といわれる ダニエル・デイ=ルイス。
だが、ここはハリウッドに貢献度が高く、3度目のノミネートのジョニー・デップに投票したい。
★主演女優賞
ジュリー・クリスティ『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』
「ドクトル・ジバゴ」などの往年の大女優復活に、アカデミー会員は喝采するものと。
★助演男優賞
ハビエル・バルデム『ノーカントリー』
圧倒的な存在感と演技力。「海を飛ぶ夢」など国際的に活躍するスペイン人俳優に。
★助演女優賞
ケイト・ブランシェット『アイム・ノット・ゼア』
男装で若き日のボブ・ディランを演じたという。
実在人物を演じる俳優が選ばれることが多いので、「エリザベス ゴールデン・エイジ」で主演女優賞にもノミネートされているケイト・ブランシェットには、助演女優賞のほうを。
★監督賞
ポール・トーマス・アンダーソン『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
いまハリウッド映画界で注目されているのは、コーエン兄弟よりは、この人。
「ブギーナイツ」「マグノリア」など寡作であるが、最も才能ある監督といわれている。